疲れがとれない理由、原因はいろいろありますが今回は「アミノ酸」に注目してお話させていただきます。
疲労感とは?
私たちが疲労感を感じる理由として、3つにあります。
【1つ目 筋疲労】
運動や体を動かすことで体内で発生する乳酸により、体内の酸性とアルカリ性のバランスが崩れることで、疲労を感じる筋肉疲労となります。
【2つ目 臓器疲労】
エネルギーが不足することで臓器の働きが低下し、全身の疲れを感じるようになる臓器疲労となります。
【3つ目 脳疲労】
代謝活動によりアンモニアが体内で発生され、イライラや倦怠感など、脳に疲労を感じさせる脳疲労となります。
これら3つの原因が重なることで、私たちは疲労感を感じます。
次により詳しく、それぞれの疲労について解説させていただきます
筋疲労のしくみ
私たちの体には、体を動かすために必要なエネルギーシステムが備わっています。
それがTCAサイクル=クエン酸サイクルです。
細胞のひとつひとつに中に存在するミトコンドリアという細胞により、酸素を用いて、エネルギーとなるATP(アデノシン3リン酸)が造られます。
そのエネルギーの材料となるのが、炭水化物、脂質、タンパク質です。
炭水化物、脂質、タンパク質を吸収しやすいように細かく分解され、TCAサイクルに入ります。この時、一部の炭水化物、脂質がTCAサイクルに入らず、乳酸になってしまいます。
体内で乳酸が発生することで、酸性とアルカリ性のバランスが崩れ、体内が酸性へと傾いてしまいます。体が酸性に傾くことで、酵素の働きが悪くなり、体内環境が悪化し、体全体の症状、不調を感じるようになります。
臓器疲労のしくみ
体の臓器は筋肉でできています。走ったり、運動したり、筋トレ、肉体労働することで、心臓の負荷をかけることで、臓器を形成する筋肉を疲労させます。
また臓器疲労には栄養を運ぶ血管が柔軟性を失い、血管が狭くなることで、余計に酸素不足、栄養不足となり、より臓器疲労から肩こり、腰痛、重篤な病気を招きかねません。
脳疲労の仕組み
「なんとなく体がだるい」などといった脳で感じる脳疲労において、消化、吸収、代謝する中で代謝産物としてアンモニアが産生されます。
アンモニアは強い毒性をもち、人体にとってとても有害な物質です。
そのアンモニアを無毒化するため、肝臓によって尿素につくり変えられ、尿として体外に排出されます。体や頭をよく使う方は、大量のアンモニアが体内で発生し、肝臓の解毒システムだけでは処理できません。
処理できなかったアンモニアは血液中に取り込まれてしまい、全身を巡り、脳の中枢神経を刺激します。脳内アンモニアが高くなると、中枢神経がアンモニアの発生を抑えるために、体を動かさないように指令を出してます。
その指令は末梢神経によって手、足などの末梢に伝えられて、全身の動きが鈍くだるく、倦怠感を感じるようになります。
疲労感の回復に必要なアミノ酸
疲労感の原因となる乳酸、アンモニアです。
乳酸を取り除くために、アミノ酸を取りながら、重曹クエン酸水を併用して飲むことをお勧めします。
重曹クエン酸水についてはこちらをご覧ください。
こんにちは。皆さんは、日々の健康管理に重曹クエン酸水を飲んでいますか?私は2020年の7月から重曹クエン酸水を飲むようになり、もうすぐ4年が経ちます。重曹クエン酸水を飲むようになってから、体調がどんどん良くなり、良い効果しか感じていません[…]
アンモニアを無毒化、処理するためには肝臓の機能を高める必要があります。
そこで積極的にアミノ酸を摂取することが大切です。
おすすめのアミノ酸は「バリン」「ロイシン」「イソロイシン」「アルギニン」「グルタミン」です。
肝臓機能を高めるアミノ酸
それぞれのアミノ酸が摂れる食材をご紹介いたします。
◯バリン
マグロ、レバー、プロセスチーズ、豆腐
◯ロイシン
カツオ、鶏胸肉、鶏卵
◯イソロイシン
マグロ、豚ロース赤身、鶏卵
◯アルギニン
えび、豚ロース赤身、鶏胸肉、豆乳
◯グルタミン
卵黄、豚ひき肉、牡蠣
普段の食事、栄養にこれらの食材をプラスして、疲労感を回復、肝臓機能を高めましょう。
アミノ酸はサプリメント、補助食品から摂りましょう
栄養を摂ると、どうしても乳酸が発生します。その乳酸の発生を抑え、効率よく栄養を摂るためにはサプリメント、補助食品がお勧めです。
アミノ酸を摂るときは、単体より複合で摂ることで体内で効率よく働いてくれます。
私がお勧めしている20種類摂れるサプリメントして、now sports コンプリートです。
他にもよりアミノ酸、ペプチドを効率よく摂る方法として、ペプチドスープがおすすめです。
詳しくペプチドスープを知りたい方はこちらのブログもご覧ください。
みなさんは、日頃からタンパク質補給していますか?タンパク質は5大栄養素の一つとして、体の土台となる栄養素です。タンパク質は体になくてはならない栄養素ですが、なかなか意識しても必要量が摂りにくい栄養です。そこで、タンパク質の[…]
まとめ
いかがだったでしょうか?
疲労感を回復するために色々と摂って見たけど、望む結果になっていない場合はアミノ酸不足が関係します。積極的にアミノ酸を取りながら、疲れにくい体を手に入れましょう。