昔から「にがり」は健康にいいと言われ、「ダイエット」「糖尿病」「高血圧」などの解消に期待されています。「にがり」が健康に、身体に良いからと摂り過ぎはとても危険です。
1日の摂取量を守らずにいると、必要な栄養素が体外に出てしまったり、腸内細菌のバランスを崩したり、下痢を起こし恐れがあります。
しかし「にがり」の用法、用量を守れば、大丈夫です。
何も心配いりません。今日はそのようなテーマでお話していきたいと思います。
日本人は1日100mgマグネシウム不足 にがり100mgを目安に摂取
厚生労働省の食事摂取基準のマグネシウムの1日摂取量 男性は370mg、女性は290mgとされています。
しかし、食生活の変化から日本人は、深刻なマグネシウム不足に陥って言われて、1日100mg以上不足しています。
その不足を補うのに効率的にマグネシウムを補給に「にがり」が活躍してくれます。
マグネシウム不足を招いた白米・食パン・加工食品
マグネシウム不足の背景には、白米、食パン、加工品が関係していると言われています。
第2次世界大戦の戦前、戦後しばらくは大麦、あわ、ひえを加えた雑穀ご飯から豊富な食物繊維、マグネシウムを摂れていました。
しかし1960年以降から精製された米、小麦が主流となり、精製されたことで食物繊維やマグネシウムが含有量がガクンと減ってしまいました。
また、塩田が廃止(げ現在は解除)により精製された塩が流通し、食卓に並び、加工食品の原材料に使われることで、マグネシウムや他の必要なミネラルが不足し、昔から日本人はマグネシウム不足と考えられます。
マグネシウムの摂取量
厚生労働省の食事摂取基準とは以下となっています。
男性 | 女性 | |
20-29才 | 340mg | 270mg |
30-39才 | 370mg | 290mg |
40-49才 | 370mg | 290mg |
50-59才 | 350mg | 290mg |
60-69才 | 350mg | 290mg |
70才- | 320mg | 270mg |
こちらの書籍を参考、引用させていただきました。
おすすめの書籍となっています。
にがりの摂取量
にがりはメーカーさんによって、100ml中のマグネシウムの含有量が異なります。
購入予定、お手元のにがり、マグネシウムに応じたマグネシウムを摂るにしましょう。
まずは100mgマグネシウムを補う量を摂りましょう。
にがり100ml中のMg含有量 | Mg100mg摂るのに 必要なにがり量 | Mg300mg摂るのに 必要なにがり量 |
1000mg | 10ml(小さじ2) | 30ml(大さじ2) |
2000mg | 5ml(小さじ1) | 15ml(大さじ1) |
3000mg | 3.3ml(小さじ2/3) | 10ml(小さじ2) |
4000mg | 2.5ml(小さじ1/2) | 7.5ml(小さじ1と1/2) |
5000mg | 2ml(小さじ2/5) | 6ml(小さじ1と1/5) |
6000mg | 1.7ml(小さじ1/3) | 5ml(小さじ1) |
7000mg | 1.4ml | 4.3ml(小さじ1弱) |
8000mg | 1.25ml | 3.75ml(小さじ3/4) |
9000mg | 1.1ml | 3.3ml(小さじ2/3) |
10000mg | 1ml | 3ml(小さじ3/5) |
私が使っているにがり商品
にがりは各メーカーさんから販売されています。
マグネシウムの含有量だけでなく、カルシウム、カリウム、また他のミネラルが豊富なものがよいでしょう。
こちらの商品はマグネシウムが含有量が100mlに対して6500mg入っています。
他にカルシウムは2200mg、カリウムは3300mg含まれています。
100mgを補うなら、1.5~7mlを目安に摂っています。
亀山堂 メーカーさんのホームページはこちらです。
少ない量で試すなら、こちらの商品もおすすめです。
海の精 メーカーさんのホームページはこちらです。
こちらの商品もおすすめです。
白松浜御塩 メーカーさんのホームページはこちらです。
浜御塩さんのレビュー記事もございます。こちらも合わせてお読みください。
にがりの摂り過ぎによるデメリット
「健康に良い」「摂るようになってから体調が優れてきた」からと摂り過ぎは危険です。
また腎機能が良くない方、高マグネシウム血症の方はお控えいただいた方がよいでしょう。
にがりを取り過ぎると、
◯下痢
◯嘔吐
◯血圧低下
◯筋弛緩
〇腸内細菌バランスの崩れ
〇ミネラル不足など
が起こる可能性があります。
普段の食事バランスに加えて、「にがり」「マグネシウム」を摂るようにしましょう。
何事も過ぎたるは猶及ばざるが如しです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
にがりを普段の生活にプラスして、日々の健康管理、自己管理の術の1つとして、取り入れてみてください。