みなさん、こんにちは。
最近、SNSで「氣」という漢字を使っている人を見かけることが増えてきました。
ググると、
「気持ちが悪い」
「宗教?」
「陰謀論界隈」と
いろんなことが言われています。
でも実は、調べてみると昔から使われていた漢字で、戦後後から使われなくなった漢字になってしまった。。。
今回は氣についての理解いただけるお話をしたいと思います。
「氣」を使う人への偏見

なんだか怪しげなスピリチュアル系の人かな?って思っちゃったんです。でも、ちょっと待って!実は「氣」には深い意味があるんです。今日はその謎に迫ってみましょう。「氣」を使う人って、なんだか気持ち悪いと思ったことありませんか?私も正直そう感じていました。でも、ちょっと調べてみたら、これがとんでもない誤解だったんです。実は「氣」には、私たちが想像もしていなかったような歴史があったんです。
「氣」と「気」の歴史

「氣」は昔から使われていた正式な漢字なんです。1940年代まで、日本人はみんな「氣」を使っていたようです。
じゃあ、なぜ今は「気」を使うようになったのか。
そこには第二次世界大戦の歴史が関係しています。第二次世界大戦の敗戦後、日本はGHQの統治下に置かれました。そのとき、漢字の見直しが行われたんです。その結果、「氣」が「気」に変更されて、教科書にも採用されるようになりました。つまり、私たちが「気」を使うようになったのは、ほんの70年ほど前のことなんです。なぜ、GHQは気にしたのか?そこにはやはり日本人の精神、エネルギーを押さえ込もうとする目的があるのではないかと思います。アメリカ、GHQに歯向わせないためにしたかったかなと考えられます。これについては過去の歴史をもっと勉強しないといけないため、共有したいタイミングありましたら、すぐアップデートさせていただきますね。
漢字の違いが持つ意味

「氣」と「気」の違いって何なんでしょうか?見た目は似ていますが、実は大きな違いがあるんです。「氣」の中には「米」という字が含まれています。一方、「気」には「〆」(しめ)という字が入っています。この違いが、実はすごく重要なんです。「米」は八方に広がるという意味を持っています。つまり、「氣」はエネルギーが全身から放出されるイメージなんです。対して「気」は、エネルギーを閉じ込めるような感じがします。面白いのは、この違いが日本の文化や考え方と深く結びついているということ。「氣」に「米」が入っているのは、日本人にとって米がエネルギーの源だからなんです。日本人と米の関係って、切っても切れないですよね。
「氣」が持つエネルギー

「氣」という漢字には、実は日本の文化や伝統が詰まっているんです。日本には「言霊」という考え方があります。言葉には魂や気持ちが宿っているという考え方です。「氣」という漢字一文字にも、そんな力があるんです。「氣」を使うことで、エネルギーが放出されているイメージができるんです。これって、本来のエネルギーの流れを生み出すことにつながるんですよ。エネルギーは、良くても悪くても常に全身を流れ、外に出ているものなんです。逆に、エネルギーを閉じ込めようとすると、「氣」が淀んでしまうんです。これって、部屋に閉じこもっていると空気が悪くなる感覚に似ていますよね。そんなとき、窓を開けて外の空気を入れると、スッキリしますよね。まさにこの状態が「氣」なんです。
現代における「氣」

さて、ここまで「氣」の歴史と意味について見てきました。でも、現代において「氣」を使うことにどんな意味があるのでしょうか?実は、「氣」を使うことで、自分の中のエネルギーの流れを良くすることができると言われています。
言葉には力がある=言霊があります。
言葉は私たちが思っている以上に、大きな影響力を持っています。「氣」という漢字を使うことで、自分自身をプラスの方向に変えてくれると言われています。もちろん、「氣」を使えば何かが劇的に、一瞬で変わるわけではありません。でも、日本の文化や考え方を大切にする一つの方法として、「氣」を使うのも面白いかもしれません。特に、合気道などの武道の世界では、今でも「氣」を使っている道場が多くあったりします。ただし、注意が必要なのは、「氣」を使うことが目的化してしまわないこと。大切なのは、その背景にある考え方や文化を理解することです。「氣」を使うことで、日本の伝統的な考え方や文化に触れるきっかけになればと思います。
「氣」と「気」についてのまとめ
今回、「氣」という漢字について深掘りしてみました。最初は怪しいと思っていた「氣」ですが、実はとても深い意味を持っていたんですね。「氣」は単なる旧字体ではなく、日本の文化や伝統、エネルギーの考え方が詰まった漢字だったんです。「氣」と「気」の違いは、エネルギーの広がり方。「氣」はエネルギーを外に放出し、「気」は閉じ込めるイメージがあります。この違いを知ることで、私たちの中のエネルギーの流れについて考えるきっかけになるかもしれません。もちろん、「氣」を使えば何かが劇的に変わるわけではありません。でも、日本の文化や考え方を大切にする一つの方法として、「氣」を使うのも面白いかもしれません。大切なのは、その背景にある考え方や文化を理解すること。「氣」を通じて、日本の伝統的な考え方や文化に触れる新しい扉が開くかもしれませんね。