「満月になると精神的に不安になるかも・・・?」
「満月になるとそわそわする・・・」
そんなことを思い、感じたことがありませんか?
もしかすると、月の「引力」が肉体、精神に直接的影響されているかもしれません。
満月時の不安にスピリチュアル的な解釈がありますが、今回は別角度から説明し、皆様の参考になればと思います。
月の引力がホルモンバランスを崩す
満月によって人間の体内リズムが乱れ、ホルモンの分泌に影響を与えると言われています。特に松果体から分泌される「メラトニン」、脳、腸から分泌される「セロトニン」といったホルモンのバランスが変化することで、精神的な安定感に影響を及ぼす可能性があると言われています。普段から「メラトニン」「セロトニン」のホルモン、神経伝達物質が正常に働いていれば、何も影響されることなく、満月を気持ちよく観賞す
メラトニンの働きとは
メラトニンは、松果体で分泌されるホルモンです。主に睡眠リズムの調節する働きがあります。メラトニンは、暗い環境下で分泌が促進され、明るい環境下では分泌が抑制されるため、体内時計としての役割を担っています。また、メラトニンは抗酸化作用を持ち、免疫力の向上や老化防止などにも関与しているとされています。
メラトニン分泌低下を起こすパソコンとスマホ
しかし、パソコンやスマートフォンから発せられるブルーライトの光をガンガン浴びて、メラトニンが分泌低下していると言われています。
パソコンやスマートフォンは、画面から発せられるブルーライトと呼ばれる光を放出します。このブルーライトは、脳内のメラトニンの分泌を抑制するとされています。そのため、パソコンやスマートフォンの使用によって、夜間にメラトニンの分泌が低下し、睡眠の質が悪化する可能性があります。特に就寝前の長時間のデバイス使用は、メラトニンの分泌を抑制することが知られています。
【対策】
良質な睡眠を確保するためには、就寝前にパソコンやスマートフォンの使用を控えるなどの対策が推奨されます。
またメラトニンを増やす栄養として、トリプトファン、鉄分、マグネシウム、B6が必要です。これらの栄養を積極的に摂るようにしましょう。
セロトニンの働きとは
セロトニンは、神経伝達物質の一種です。脳1〜2割と腸内(8割)で作られていると言われています。
セロトニンは、情動や睡眠、食欲、性行動などの調節に関与しており、精神的な安定感や幸福感の維持に重要な役割を果たしています。また、セロトニンはストレスホルモンの影響を抑制することで、ストレスへの対処能力を高める効果もあるとされています。
セロトニンが不足すると、うつ病や不安障害などの精神的な問題が引き起こされる可能性があります。
セロトニンの分泌低下を起こす腸内環境の乱れ
腸内環境の乱れは、セロトニンの分泌が低下します。腸内細菌は、セロトニンを生成するために必要なトリプトファンというアミノ酸を分解することができます。しかし、腸内環境が悪化すると、有害菌が増殖し、トリプトファンを分解してしまうため、セロトニンの生成量が減少することがあります。
また、腸内環境の乱す原因として、抗生物質、トランス脂肪酸・リノール酸の摂り過ぎ、加工食品、砂糖の摂り過ぎ、アルコールの飲み過ぎ、精神的ストレスが関係します。
【対策】
腸内環境を乱さないためには抗生物質、トランス脂肪酸・リノール酸、加工食品、砂糖、アルコールなどを避けるようにしてください。
セロトニンを増やす栄養はタンパク質、亜鉛、鉄、マグネシウム、B6、ビタミンDなどを積極的に摂るようにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?満月の引力のされないためには、メラトニン、セロトニンが正常に働きやすい栄養を補うことで、満月時の不安をコントロールすることができるでしょう。ぜひ、普段から栄養を意識してみてください。