こんにちは、福岡の静かな街で治療家しています「まさし」です。
食品のパッケージでよく目にする「国内製造」と「国産」。
「国内製造って書いてあるから、日本の安全な原材料が使われているんだろう」と思っていませんか?
実はこれ、非常によくある誤解です。
結論からお伝えすると、「国内製造」と「国産」は意味がまったく異なります。
◉国産:原材料そのものが「日本で収穫・生産されたもの」
◉国内製造:原材料の産地に関わらず、「最終的な加工を日本で行ったもの」
つまり、「国内製造」と書かれていても、原材料自体はすべて外国産というケースが珍しくありません。
この記事では、消費者庁の食品表示ルールをもとに両者の決定的な違いを比較表で分かりやすく整理し、失敗しない食品・サプリメントの選び方を解説します!
一目でわかる!「国内製造」と「国産」の決定的な違い
まずは両者の違いを比較表で確認してみましょう。
| 項目 | 国産(国産品) | 国内製造 | 日本製(Made in Japan) |
|---|---|---|---|
| 意味 | 原材料が日本産 | 日本国内の工場で加工・製造 | 製品として日本で完成した状態 |
| 原材料の産地 | 日本国内(100%または主要原料) | 外国産の場合が多い(日本産の場合もある) | 外国産・日本産問わず |
| 加工・製造の場所 | 国内または国外 | 日本国内 | 日本国内 |
| 主な対象 | 生鮮食品(野菜・肉・魚)や単一原料加工品 | 加工食品全般(お菓子、レトルト、サプリ等) | 工業製品全般・日用品 |
「国産大豆使用」 = 日本の畑で育った大豆を使用している
「大豆(国内製造)」 = 外国(アメリカ等)から輸入した大豆を、日本の工場で加工・製品化している。
「国内製造」のカラクリとは?海外原料が使われる理由
なぜ「国内製造」という表示がこれほど増えたのでしょうか?
その理由は、2022年4月に消費者庁によって完全義務化された「原料原産地表示制度」にあります。
この制度により、国内で製造されたすべての加工食品について、「最も重量割合が高い原材料の産地」を表示することが義務付けられました。
原料が加工品の場合「製造地」が表示される
原材料が農産物そのものではなく、一度加工された原料(例:小麦粉、植物油脂、砂糖など)である場合、産地ではなく「どこで加工されたか(製造地)」を表示するルールになっています。
・例:輸入した小麦を使って国内で製粉した場合 → 「小麦粉(国内製造)」と表記されます。(小麦自体はアメリカ産やカナダ産でも、製粉したのが日本であれば国内製造になります)
「国内製造」は品質管理や衛生基準が日本の工場基準であるという安心感はあるものの、「原料が日本の農産物である」という意味ではない点に注意が必要です。
食品表示ラベルの「正しい見分け方」
本当に「日本の原材料」が使われている商品を選びたい場合は、パッケージの表面のキャッチコピーではなく、裏面の「一括表示(原材料名欄)」を必ずチェックしてください。
パターンA:原材料が日本産の場合
・表記例:豚肉(国産)、大豆(北海道産)、米(国産)
・見極め方:原材料名の直後に「国産」または「都道府県名」が書かれています。
パターンB:原料は外国産で、加工のみ国内の場合
・表記例:小麦粉(国内製造)、植物油脂(国内製造)、豚肉(アメリカ産)
・見極め方:原料名の後に「(国内製造)」または具体的な国名が書かれています。
よくある身近な例(お菓子・プロテイン・調味料)
① チョコレート・お菓子
砂糖(国内製造)
→ 輸入した粗糖を日本の精糖工場で白砂糖に加工したもの。
カカオマス(外国製造)
→ 海外でカカオ豆から加工された中間原料。
② プロテイン・サプリメント
ホエイたんぱく(国内製造)
→ 海外(ニュージーランドやアメリカ等)から輸入した原料パウダーを、日本の工場で調合・充填したもの。
③ 豆腐・納豆
丸大豆(国産) = 日本産の大豆を使用。
丸大豆(遺伝子組換えでない、アメリカ産) = アメリカ産大豆を使用。
まとめ
「国内製造」と「国産」のどちらが良い・悪いというわけではありません。それぞれの特徴を理解した上で選ぶことが大切です。
▶︎「国産」が向いている人
・日本の農業や生産者を応援したい人
・原材料の農薬基準や鮮度にこだわりたい人
▶︎「国内製造」が向いている人
・コストパフォーマンスを重視したい人
・日本の衛生管理基準・製造クオリティで作られた製品を選びたい人
パッケージ表面のイメージだけに惑わされず、裏面の原材料表示をチェックして、納得のいくお買い物を楽しんでください!
参考文献・公的出典
消費者庁:『加工食品の原料原産地表示制度について』
農林水産省:『食品の適正な表示について』
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